Microsoft 365 と Azure が新たな大規模サーバー障害に見舞われ、Microsoft が調査中 (更新)

知っておくべきこと
- 現在、Microsoft サービスで問題が発生している場合は、あなただけではない可能性があります。
- Microsoft は今朝、Microsoft 365、Outlook などのサービスに影響を与える大規模な Azure の障害が発生したと報告しました。
- システムは現在回復状態にあるようですが、当面の間、ユーザーはまだ問題を経験している可能性があります。
最近の更新
更新(2024年7月31日): Microsoftのサービスは完全に復旧したようです。サービスページにはエラーは表示されていません。Microsoftは昨日の障害の原因を、ネットワークに大量の迷惑リクエストを送ったDDoS攻撃によるものと説明しました。しかし、Microsoft自身の防御策は、攻撃を軽減するどころか、むしろ増幅させてしまいました。元の記事は以下に続きます。
マイクロソフトは先週のクラウドストライクの事件に続いて、またしても大規模な障害に見舞われた。
現在、Microsoft 365、Xbox ネットワーク、Outlook、OneDrive など、Azure に関連付けられたサービスで問題が発生しており、Down Detector では接続の問題の報告が急増しています。
Azureは、世界中に数十のデータセンターを擁するMicrosoftのグローバルクラウドネットワークです。今回のネットワーク障害は世界中のあらゆる地域に影響を及ぼしているようですが、MicrosoftのAzure for Governmentセクションは、国家向けに追加の対策が講じられているため、影響を受けていません。
Azure ステータス ページの警告は次のようになります。
「ネットワーク インフラストラクチャ - Microsoft サービスのサブセットへのアクセスに関する問題」
2024 年 7 月 30 日午前 11 時 45 分 (UTC) 頃から、一部のお客様に世界中で Microsoft サービスへの接続に関する問題が発生している可能性があります。
現在の状況: ネットワーク構成の変更と代替ネットワークパスへのフェイルオーバーを実施し、障害の軽減を図りました。モニタリングテレメトリによると、UTC 14:10頃以降、サービス可用性が改善していることが確認されており、完全な復旧を確実にするために引き続き監視を行っています。
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ITインフラに関する質問は今ホットな話題です
パリオリンピック開催中、フランスの治安当局は、光ファイバーケーブルなどを含む国内ITインフラへの様々な攻撃を報告しました。また、悪名高いルーターハッキングや、マイクロソフトのメールシステムにおける恥ずべきセキュリティ侵害など、国家の支援を受けたネットワークインフラ機器への大規模なサイバー攻撃も発生しました。
先週発生したCrowdstrikeの大規模な混乱により、世界中で数百万台のキオスクコンピュータが機能停止に陥り、決済システム、フライト追跡システム、その他Windowsベースの重要インフラプラットフォームが機能停止に陥りました。Microsoftはこれまで、規制当局の圧力を受け、サードパーティベンダーがセキュリティソリューションを販売するためにWindowsカーネルへの完全なアクセスを許可してきました。CrowdstrikeにWindowsのセキュリティエンドポイントに対する高度な制御権を与えた後、Microsoftは規制当局に対し、Windowsのセキュリティ機構への鍵となる鍵の完全な制御権をCrowdstrikeに返還するよう求めています。
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敵対的な国家が西側諸国のインフラプラットフォーム全体のセキュリティ上の弱点を悪用する世界において、サイバーセキュリティはかつてないほど深刻な問題となっています。しかしながら、Azureにおけるこのような障害(たとえ短時間であっても)は、Windowsのセキュリティ方針に関する権限の返還を求めるMicrosoftの立場を悪化させる要因となりかねません。
ジェズ・コーデンはWindows Centralのエグゼクティブエディターで、Xboxとゲーム関連のニュースを中心に取り上げています。ジェズは、お茶を飲みながら、Microsoftエコシステムに関する独占ニュースや分析を発信することで知られています。Twitter(X)でフォローして、XB2ポッドキャストもお聴きください。その名の通り、Xboxに関するポッドキャストです!