Slack がついにネイティブ Windows on Arm アプリに対応 — ベータ版が利用可能に

知っておくべきこと
- Slack はついに Windows アプリにネイティブ Arm64 サポートを導入します。
- 現在ベータ版として提供されているこのアプリは、Surface Pro X や Lenovo ThinkPad X13s などの Windows on Arm デバイスで優れたパフォーマンスと効率で動作します。
- Slack は、近々発売される Snapdragon X ラップトップを考慮して、Windows 上のアプリにネイティブ Arm サポートを導入している多くのアプリ開発者の 1 社にすぎません。
これは、2017年に最初のWindows on Armデバイスの出荷が始まって以来、Slackに個人的に追加をお願いしてきた機能であり、本日、ついにその要望が実現しました。SlackはWindowsクライアントのArm64ネイティブバージョンをリリースします。これにより、Windows on Armデバイス上でアプリがより高速化し、よりエネルギー効率が向上することになります。
これまで、Slack Windows アプリは Windows on Arm のエミュレーションで動作していたため、Surface Pro X や Lenovo ThinkPad X13s などのデバイスでは使い心地があまり良くありませんでした。しかし、ネイティブ Windows on Arm アプリの登場により、Slack はこれらの問題から解放されました。通常の Windows アプリと同様に動作し、読み込みも速く、スクロールもスムーズです。また、消費電力も抑えられているため、バッテリー駆動時間がわずかに向上するはずです。
Slackは、今月発売予定のQualcommプロセッサ搭載のSnapdragon Xラップトップを控え、Windows on Armへの対応をようやく進めている多くのWindowsアプリ開発者の1社です。ハードウェアメーカーやソフトウェアメーカーにとって、Windows on Armはもはや後付けの選択肢ではなく、今後ますます多くのアプリがネイティブArmコンパイルに対応していくでしょう。
つい最近、Google は Arm 上の Windows 向け Chrome の Arm64 ネイティブ バージョンをリリースし、Adobe と WhatsApp も自社アプリの Arm64 バージョンをリリース予定であると発表しました。
今すぐ、Arm 上の Windows 向け Slack のベータ版をダウンロードできます。
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ザック・ボウデンはWindows Centralのシニアエディターで、2016年からこのサイトに携わっています。Windows、Surface、そしてハードウェアの世界を独占的に取材しています。また、希少なMicrosoftのプロトタイプデバイスの熱心なコレクターでもあります。TwitterとThreadsで最新情報をお届けします。